顧客接点データで進化する2020年のリテール

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ビジネスでのAI利用において、2020年はどのような年になっていくのでしょうか? また、企業は、どうすればパーソナルテクノロジーを次のレベルに引き上げることができるでしょうか?

DIGITAL JOURNALは、ビジネス・インテリジェンスに関する2020年の予測について、ニアCTOAI担当責任者であるマドゥ・セラニ氏に話を伺いました。ニアは、マーケティングやデータの充実を目的として、人や場所に関する実用的なインテリジェンスを提供するデータインテリジェンスプラットフォーム企業です。

消費者体験のパーソナライズ

2020年には、消費者体験のパーソナライズが新たなレベルに到達することが予想され、オンラインと実店舗両方の顧客接点において、現実と仮想の両環境で魅力的な消費者体験を生み出すことが必要です。そのため、内容が充実してプライバシーにも配慮され、対象となる消費者に関する空間情報、時間情報、そして行動パターンに関するヒントを含む、自社やサードパーティー業者による多面的なデータセットを利用することになるでしょう。

「サービスとしてのデータ」の主流化

消費者つまり人と、場所すなわち位置、そして、その他の各種データを取り扱うさまざまなデータベンダーが、信頼できる「サービスとしてのデータ」の提供を開始することが期待されます。今やアプリ経済を支える多くのパブリッシャーや小売業者が、企業が自ら収集するデータセットを充実させることによって、顧客の獲得と維持、製品やコンテンツの提供、さらには、さまざまな顧客中心プロジェクトの評価を向上させることを目指そうとしている状況です。「サービスとしてのデータ」は、それらの業者に採用される可能性があります。

継続的なインテリジェンス

すでに、あらゆる顧客接点においてデータを収集するための機器が導入されているため、今後とも消費者向けビジネスでは、大量のデータが継続的に生成されることが予想されます。調査会社のガートナーによる予測どおり、企業が継続的にインテリジェンスを獲得する活動を採用する中で、カスタマージャーニー全体においてより適切な判断を下し、ビジネスプロセスの全面的な向上を図るためには、リアルタイムでデータを収集して活用することが、重要な目標となるでしょう。

エッジコンピューティング

今後数年以内に、エッジコンピューティング分野における進歩が見られると考えられます。プライバシーに関する規制への準拠に向けて、B2C企業がモバイルデバイス自体で消費者のデータを保存して処理できるようにするための方法を模索しているからです。これにより、データ分析やコンテンツ配信が促進されるだけでなく、消費者情報のプライバシーが確保されることも期待できます。

このように2020年には、これまで以上にビジネスにおけるデータの価値が高まっていくものと考えられるのです。

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