AI投資を進める10の業種と台頭する職種分野

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新しいレポートによると、AI関連技術の台頭によって、最大で英国内の仕事の3分の1は自動化されるか、何らかの形で変化を余儀なくされ、結果的に1,050万人もの労働者が影響を受けると見られています。この予想は、英国学士院が提供するデータを元に立てられました。

この「未来のスキルに求められるAIパワーの活用」というレポートは、人材紹介会社であるロバート・ウォルターと、市場分析を専門とするベイカンシー・ソフトが共同で制作したものです。同レポートでは、企業が膨大なデータを収集し、それをビジネスに活かすためのテクノロジーとプロセスの統合を模索している状況が紹介されています。そのような取り組みから最大限の成果を得るためには、AIと、適切な種類のスキルを備えた人材という、2つの要素が欠かせません。

ロバート・ウォルターの担当者は、このレポートに関する所見の中で、具体的な職業に対する影響について次のように述べています。「データサイエンティストが一般的な職業として台頭しているという事実は、非常に興味深い。この職業の求人数は、前年比で実に110%増となっている。データエンジニアについても同様の傾向があり、こちらの求人数も年間平均で86%ずつの増加が見られる。」

大局的には、あらゆる仕事にデータとデジタル化を採り入れる必要が生じており、それを実現するための新しい職種と働き方が求められているといえるでしょう。こうした流れを受けて、経営者たちは、AIスキルを備えた人材を優先的に採用し始めています。

AIへの投資を行っている主要な業界のトップリストは以下の通りです。

  1. 農業
  2. 業務支援
  3. 顧客体験改善
  4. エネルギー
  5. 医療
  6. 知財
  7. ITサービスマネジメント
  8. 製造
  9. テクニカルサポート
  10. 小売

このトレンドは世界的に広がっており、データマネジメント分野のIT専門職は、グローバル企業において最も急速に強化されているポジションの1つです。データ関連の全般的なポジションも、世界全体で2015年から80%増加していることが明らかになりました。

データサイエンティストという役職が多くの企業で一般化しているということも、注目に値しています。ITセキュリティ専門家の数も増えていますが、これは、特に銀行・金融サービス業界におけるサイバー犯罪の増加を踏まえた動きです。

と同時に、専門的な技術を必要としない職種がテクノロジーによる自動化で置き換えられ、労働市場に構造的な変化が生じています。こうした流れは、それらの職種に従事していた人々の、よりニッチで専門的なデータマネジメント職への移行を反映しているといえるのです。

このように、AIが新たな職種や組織のポジションを生み出すようになったことから、企業も、そしてそこで働く人々も、自らを改革して新たな時代に備えることが急務だといえるでしょう。

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