円滑なDXにはAIが不可欠

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デジタル化が進むこの世界で、AIは、もはやビジネスの拡張や機会創出と同義であるといっても過言ではありません。世界4大会計事務所の1つであるPwCによると、企業のAI導入による世界的な経済効果は、2030年までに年間15.7兆ドルに達する見込みであり、特にその恩恵が大きいのは、保険、製造、自動車業界だと考えられています。

このようなAI導入の推進要因となっているのは、ビッグデータ、および。その分析技術であるデータアナリティクスです。企業はかつてないほど大量のデータに自由にアクセス可能となり、膨大な情報を分析し理解するための手段が求められていました。また、二次的な推進要因として、消費者の期待が挙げられます。デジタルトランスフォーメーション(DX)のためにボトムアップ型アプローチの採用が進んだことによって、現代の消費者が望む、より良い顧客体験を生み出す必要性が生じ、そのためのAI活用が進んでいるのです。

企業の最高情報責任者やIT担当者を支援するコミュニティの「エンタープライザーズプロジェクト」は、企業が明確な利益を得るためにAIの導入を進めている領域は主に次の4つであるとしています。

オンボーディング:オンボーディングとは、新入社員を組織に迎え入れる、あるいは新規の顧客や取引先に自社の製品やサービスを受け入れてもらうことを指します。たとえば、銀行で新たな口座を開設する顧客には、身元を証明するために多くの書類を提出する手続きが必要です。その処理にインテリジェントなデータの取り込みと分類機能を導入することで、スマートホンやタブレットを使って手続きを迅速に完了できるようになります。このようなシステムを提供する金融機関は、スピーディーなサービスによって顧客のメリットを高められるだけでなく、管理費を削減することも可能でしょう。

買掛金と請求書の処理:2つ目の領域は、請求書の処理の自動化を可能にして買掛金の処理にインテリジェンスをもたらし、支払い業務や、そのための承認プロセスを加速させるテクノロジーに関するものです。このほか、顧客とスタッフのパフォーマンスのどのような側面をKPI、つまり重要業績評価指標として定めるかといった洞察も、AIプラットフォームから得られる可能性があります。

デジタルワークフォース:AIは、反復的な作業やプロセスの自動化に役立ちます。たとえば、オフィス業務と管理業務の代行や補助をボットに任せるなどです。この分野にAIテクノロジーを導入すると、営業スタッフの数を減らしたり、経費を削減したりすることも可能となります。

コンプライアンスとリスク:AIのさらなる応用領域として、構造化されていない文書、たとえば契約書の解釈や検索、特定部分の抽出、検討といった処理が挙げられます。このような分析からは、内容が有益な洞察を引き出すことができるでしょう。

このようにAIは、データの収集や事前分析を行ったり、ビジネスに役立つ高度なアナリティクスを提供することによって、業務における単純作業を肩代わりしてくれます。そして、これまでそのために費やしていた時間を、より有用で創造的な仕事に割り当てられるようになるのです。

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