デジタルで顧客体験価値を最大化!マーケティングのあり方を変える戦略とは

FUJITSU Digital Marketing Forum 2016イベントレポート

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今、スマートデバイスやソーシャルメディアなどの普及によりデジタル化が急速に進んでいます。さらにIoTやAI(人工知能)などの技術を組み合わせることで、デジタル・テクノロジーとマーケティング戦略を融合し、顧客体験価値を最大化する、新たなマーケティングのあり方が求められています。2016年11月4日、東京・六本木のANAインターコンチネンタルホテル東京で行われた「FUJITSU Digital Marketing Forum 2016」では、それらのニーズに応える最新のアプローチ方法やソリューションを、当社および協賛パートナー各社よりご紹介しました。そのイベントの様子をレポートします。

オープニングセッション:デジタルでマーケティングのあり方を変える

富士通株式会社 執行役員常務
阪井洋之

本フォーラムは、富士通執行役員常務である阪井洋之の挨拶で幕を開けました。阪井は「デジタルマーケティングの潮流をつかむ」と題して、既に多くの企業がデジタル化が巻き起こす渦(Digital Vortex)の中におり、ビジネス拡大に向けて実行フェーズにあると紹介。今後5年間にわたるCEOの重点投資項目に関する調査結果において「デジタルマーケティング」と「カスタマー・エクスペリエンス・マネジメント」が上位を占めている状況に対して、「企業のデジタルマーケティングに対する取り組みは確実に加速しています。富士通は、お客様のデジタルマーケティングの高度化に向けて貢献していきたい」と述べました。

デジタルで変わるJリーグのマーケティング戦略

続いて、ゲスト講演として日本プロサッカーリーグよりJリーグが取り組んでいるデジタルを活用したマーケティング戦略及び顧客戦略についてご講演いただきました。


デジタルで変わるJリーグのマーケティング戦略
FUJITSU Digital Marketing Forum 2016ゲスト講演レポート
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顧客起点のリアルタイムマーケティングを実現-「CX360」発表

富士通株式会社 デジタルマーケティング事業部
事業部長 平山 将

オープニングセッションの最後には、フォーラム当日の11月4日に発表したデジタルマーケティング分野の製品・ソリューションの新体系「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360」を、富士通 デジタルマーケティング事業部 事業部長の平山将よりご紹介しました。

今回発表したCX360は、富士通が培ってきた技術、ノウハウ、アプローチ手法を、お客様のマーケティングイノベーション実現に向け、「Solution CX 360」「Team CX360」「Community CX 360」として体系化したものです。お客様起点のリアルタイムマーケティングを実現するソリューションとして、「eXperience Data Platform(エクスペリエンス・データ・プラットフォーム:XDP)」を提供し、AI技術などの活用によりさらなるマーケティングの高度化を実現します。さらに、デジタルマーケティングのスペシャリストを集結し、上流工程からデータのインテグレーションまでをワンストップで支援可能なスキームを構築しました。先進的なマーケティング技術やサービスを提供するパートナー様とのエコシステムと合わせて、お客様に最適な価値を提供します。

「CX360」の目指す姿

「CX360」における新製品・ソリューション

平山は、「CX360は富士通が培ってきた『技術』『ノウハウ』『アプローチ』を基にした「Solution CX 360」「Team CX360」「Community CX 360」を3つのバリュー(価値)として提供します」と述べ、最後に「お客様と一緒に新しい前例を創って行きたい」とお客様に呼びかけ講演を締めくくりました。

AI、電通様、デジマケ社内実践、Fintech・・・多彩なセッションの数々

今回のフォーラムでは、多様化する顧客の購買活動に対し、企業とお客様のさらなるエンゲージメント強化に向けた最新テクノロジーやパートナー企業様との先進的な取り組み、富士通のデジタルマーケティング社内実践など、様々な切り口でセッションを開催しました。

富士通株式会社 統合商品戦略本部
本部長 水野浩士

「デジタルテクノロジーが現場に引き起こすイノベーション」のセッションでは、富士通 統合商品戦略本部 本部長の水野浩士が、先進技術として感性メディア技術や視線検知技術、自由視点映像技術など7つのAI(人工知能)を活用した先進テクノロジーをご紹介。「これらのAI技術を応用することでマーケティングは飛躍的に変わります」と述べました。

株式会社電通
ビジネス・クリエーション・センター
事業開発室 事業プロデュース二部
部長 加藤剛輔氏

電通 ビジネス・クリエーションセンター 部長の加藤剛輔氏が登壇したセッションでは、「顧客の真の姿を理解した上で、『Who(誰に)→What(何を)→How(どうする)』を考えることが大切です」と説明。心をつかむ体験を提供するエクスペリエンス・マーケティングの実現に向けた顧客体験デザインと、企業の「個」客理解を起点としたマーケティングプロセス改革について、自動車業界での事例を交え詳しく解説しました。

富士通株式会社 プロモーション企画統括部
シニアマネージャー 駒村 伸

その他にも、富士通のデジタルマーケティング社内実践の推進リーダーであるプロモーション企画統括部シニアマネージャーの駒村伸が登壇。プライベートDMPとマーケティングオートメーションを活用したBtoB向け実践の推進状況をご紹介しました。さらに、金融業向けに今話題の「Fintech(フィンテック)」をご紹介し、流通業向けに最新の業界動向を紹介するなど、業種向けのセッションも開催しました。どのセッションも立ち見が出るほどの盛況ぶりで、お客様の関心の高さが伺えました。


FUJITSU Digital Marketing Forum 2016
資料ダウンロード

フォーラムで開催した多彩なセッションのプレゼン資料をご参照いただけます。
この機会に、ぜひ皆さんのビジネスにお役立てください。

資料ダウンロード

※資料掲載は、講演者から了承をいただいたセッションのみとなります。一部セッションは提供しておりませんのでご了承ください。


展示コーナー:マーケティングを高度化し、顧客体験価値の最大化へ

展示コーナーでは、デジタル・テクノロジーとマーケティング戦略を融合し、顧客接点の拡大、顧客理解の深掘から顧客体験価値の向上までマーケティングの高度化に役立つソリューションを多数ご紹介しました。また、フォーラム当日11月4日に発表した、顧客起点のリアルタイムマーケティングを実現する「XDP」に関するソリューションも紹介。会場は具体的な仕組みを詳細に確認するなど、先進技術に関心の高いお客様で熱気にあふれていました。

顧客起点の最適なマーケティングを実現「eXperience Data Platform(XDP)」

今回発表した「XDP」は、徹底的な顧客起点マーケティングを実現するために、顧客軸でのデータ統合からデータ分析・施策活用に至るまで、デジタルマーケティングに必要となる機能を一貫して提供するソリューションです。各種ツールとの連携と、ニーズに合わせスモールスタートできる点が特長で、簡単・広範なツールを施策に合わせてご活用いただけます。その連携ツールとして、ご提供を予定している数々のサービスもご紹介しました。

お客様の興味に応じた動画を自動生成する「ViA Personal(ヴィア パーソナル)」(参考出展)

「ViA Personal」は、顧客データを基に、お客様一人ひとりに最適な動画を生成・提供するソリューションです。「XDP」上のお客様単位で統合された顧客情報から、AI技術の機械学習を活用して、行動特性、趣味、嗜好を分析・抽出し、最適な動画を作成します。さらに、視聴結果を加えることで、一人ひとりの嗜好性をより詳細に把握することができるようになります。会場では、旅行プランを考えているお客様に、XDPからの入力に代えて、その場で行き先、目的等いくつかの情報を入力するだけで、そのお客様に合った旅行プランを時間刻みのスケジュールで作成する様子をご紹介しました。行く先々の観光スポットを動画で紹介してくれるので臨場感があるだけでなく、分かりにくかったプランも視覚的に理解できるようになり、お客様の行きたい気持ちを高めることができます。このサービスの活用で、お客様毎に最適な商品を分かりやすく伝えることができ、その後の申し込みや、購買行動につなげることができます。

お客様一人ひとりに最適な旅行プランを立てその場で旅行ムービーが完成

Web行動から興味をAIで自動判別し、施策を出し分けるサービス「ゴールアシスト」(参考出展)

サイト内の行動データを蓄積・学習。離脱しそうなお客様にはキャンペーン情報を表示

「ゴールアシスト」は、サイトを訪問したお客様の行動に合わせて、企業の目標(KGI)達成を強力にアシストするサービスです。リアルタイムに最適な施策を自動で実行するだけでなく、施策実行結果をもとにAIによって継続的な改善を行い、施策の最適化を実現します。単なるページ遷移履歴だけでなく、お客様のタッチ、スワイプ、スクロールなどの動きも把握し、リアルタイムにAIがお客様の興味、関心を分析・判別。会場では、直前の行動を基にサイトから離脱する可能性が高いと判別したお客様にはキャンペーン情報をポップアップ表示するなど、サイト回遊を促す様子をご紹介しました。

顧客データを統合しリアルタイムアプローチを実現「Tealium(ティーリアム)」

デジタルマーケティングソリューションやDWH(データウェアハウス)など、企業内外に存在する様々な顧客データをいかに活用できるか、デジタルマーケティングでは非常に重要なポイントです。これらの課題に対し、「Tealium」は散在する様々なデータを顧客軸でデータ統合し、顧客一人ひとりの行動を捉えた最適なリアルタイムコミュニケーションを実現します。

顧客起点でのアプローチ最適化のイメージ

お客様の状況の変化を見てタイムリーな広告表示やメール発信を自動で実施

会場では、お客様がWebをクリックするたびにリアルタイムに情報を収集し、購買履歴、属性情報などを顧客単位で統合。顧客の行動や状態の変化をクラウドで一元的に管理・把握している様子と、タイムリーなレコメンデーションがサイトに表示する様子をデモでご紹介しました。

マーケティング組織の意思決定を加速 ビジネス管理プラットフォーム「Domo(ドーモ)」

導入後すぐに活用できる100種類以上のテンプレート。誰が閲覧しても理解しやすいシンプルさがポイント

マーケティング戦略を企画立案するマーケターは、潜在顧客にリーチするために非常に多くの業務システムを利用する必要があります。「Domo」を活用することで、様々な業務システムのデータを集約し、例えば収集や分析に数時間かかっていたマーケティング情報を1クリックで取得し、各チャネルのROI算出を自動化することも可能になります。

会場では、導入後すぐに業務活用できる100種類以上のマーケティング可視化テンプレートの数々をご覧いただきました。

この他にも、展示会場では、ペルソナ(人物像)への訴求ポイントを明確にし、営業のヒット率を上げる「SFDC」、機械学習を活用したマーケティング・オートメーション「FUJITSU Business Application Sitecore Experience」、アナリティクスで表現するマーケティング・イノベーション「SAS Marketing Automation」など、パートナー様のソリューションも紹介。さらに、さらにプロジェクションセンサー技術を用いて、紙などへの直感的な操作を可能にする「インタラクティブプロジェクション」など、未来の最新技術や、ブロックチェーンを活用した決済サービスなどもご紹介しました。

インタラクティブプロジェクション
プロジェクターの下に申請書を置くと、プロジェクションセンサー技術でガイドを表示。付属のペンでそのまま書き込む

完成した申請書はそのままモニターに表示、紙で出力できる

まとめ

多様化するお客様ニーズに応えるため、企業のマーケティング活動は今後も更なる高度化が求められます。会場は、富士通が考える「次世代のマーケティング戦略」へ大きな期待と関心が寄せられていました。