大切なパートナーである「ペット」の存在
ペットを飼っている人にとって、外出している時のペットの様子は気がかりなものです。「暖房はちゃんと効いているかな」「ちゃんとおとなしくしているかな」など、心配の種はつきません。ある調査によると、全国で犬を飼っている人は約16%、猫を飼っている人は約11%。年代別では50歳代、次いで60歳代の人が多いようです。ペットを飼う理由としては「生活に喜びを与えてくれる存在」であることを挙げる人が多く(注1)、ペットの存在は、飼い主にとって「癒し」や「心の平穏」をもたらしてくれる大切なパートナーと言えそうです。
一方で、やむを得ず長時間ペットに留守番をさせるケースも増えており、「留守中のペットの様子を遠隔地から確認したい」という飼い主のニーズが高まってきています。
富士通では2012年より、犬専用歩数計「わんダント」を提供しています。このたび、「わんダント」で得た知見・ノウハウをもとに、先端のIoT技術で愛犬の様子を細やかに把握し、愛犬の心身の健康を「幸せ度」として知ることができる新サービス「わんダント2」を開発しました。
(注1)一般社団法人日本ペットフード協会の調査。
愛犬の「今」だけでなく「なぜ今こういう状態なのか」が分かる
「わんダント2」は、外出先のスマートフォンからアプリ内の「マイルーム」にアクセスし、「いま何してる?」ボタンを押すと、留守番中の愛犬の様子を知ることができるサービスです。首輪に装着した「わんダントチャーム」(冒頭写真)でセンシングしたデータを解析することにより、「今」だけではなく、「直近30分」の愛犬の行動の変化をメッセージとして表示します。これにより、愛犬の今の様子に加えて、「なぜ今こういう状態に至ったのか」を知ることができます。
また、内蔵された温室度センサーにより、室内ならびに愛犬の首回りの温度と湿度を確認できるため、あらかじめ設定した温度を超えたり、湿度を下回った時にアラームを通知するなど、快適な環境を保持することができます。
(左)マイルームの画面イメージ (右)留守番中の愛犬の行動
ハッピーメーターの画面イメージ
メニューの一つである「ハッピーメーター」では、愛犬の日々の歩数などの活動データをもとに、「飼い主とのふれあい度」を富士通独自のアルゴリズムで算出し、生活バランスの度合いを「ハッピー度」として表示します。さらに「わんダントTOWN」では、詳細な検索条件でペット対応施設や動物病院が検索できるほか、愛犬家同士がSNSなどで交流できたり、おさんぽマナーや、犬に食べさせてはいけないもの、季節ごとに気をつけたいことなど、愛犬と暮らしていく上でのマメ知識をお伝えしていきます。
ペットとの豊かな暮らしの実現に向けて
従来より富士通は、動物病院向けのクラウドサービスの提供により、どうぶつ医療の質を高める医療支援サービスを広く展開し、各病院に点在する知見を共有するオープンなインフラの実現を目指す「どうぶつクラウド」を提供しています。「わんダント2」の使用により、飼い主と愛犬の絆がより深まるほか、愛犬家同士、社会とのつながりを深め、ペットとの豊かな暮らしの実現につなげることができます。
これからも富士通は、「わんダント2」により、飼い主と愛犬の暮らしを全力でサポートしていきます。
わんダントチャーム(手前左)、チャームホルダー(手前右)、わんダントステーション(奥)