2015年7月28日~29日、大阪・中之島の大阪国際会議場にて、「富士通フォーラム2015大阪」を開催しました。富士通ジャーナル編集室が取材に行きましたので、人気のあった展示デモを中心にご紹介します。
「富士通フォーラム2015」は、「Human Centric Innovation in Action」をテーマに、人々の暮らしや社会・お客様のビジネスを支え、新たな価値を作り出す取り組みと、それを支えるIoTやビッグデータ、モバイルなどのデジタルテクノロジーを、セミナーと展示デモを通じてご紹介するものです。
5月の東京開催に続き、このたび大阪でも開催しました。
展示ゾーンは、「ビッグデータ」「ビジネスと社会のイノベーション」「最先端テクノロジー」「セキュリティ」「ワークスタイル変革」「クラウド」「中堅ソリューション」「富士通ビジネスパートナー」の各コーナーに分かれていました。
「ビッグデータ」コーナー
「映像コンテンツのパーソナライズによる映像活用の高度化」のデモ。見たいシーンを瞬時に検索できる。
当コーナーでは「電動アシストカート」や「映像コンテンツのパーソナライズによる映像活用の高度化」などの展示がありました。後者は、自宅でのプロ野球の観戦において、「見たい選手」と「打席結果」を選択するだけで、すぐにそのシーンを検索して視聴できるという画期的なサービスです。
「ビジネスと社会のイノベーション」コーナー
ユニフォーム向け簡易カメラ採寸ソリューション
ユニフォーム向け簡易カメラ採寸ソリューション。スマートフォンのカメラで採寸できる。
企業や学校などの制服を採寸する時、カメラでウエストを測定し、サイズレコメンドを表示するなど、煩雑な採寸作業を簡略化し、手続きを簡単にするものです。
牛歩SaaS
今まで人の目で確認していた牛の発情兆候(歩数の増加など)を正確に把握し、適切な種付時期を見極めるものです。歩数の増加をシステムで管理することにより、効果的な増産を実現します。さらに、クラウド型のシステム導入により、サーバの管理コストも削減します。
牛歩SaaS。牛の発情兆候をグラフで正確に把握する。
みまもりホットライン
離れて暮らすお年寄りの生活を、遠くからそっと見守るサービスです。「毎日使う」「どこの家にもある」「押すだけで使える」という「iポット」に無線通信機を内蔵することで、お年寄りが使うたびに、離れて暮らすご家族のもとに連絡が行く仕組みです。「毎日電話をする程ではないけれど、毎日見守りたい」というニーズに応えた、やさしいサービスです。
みまもりホットライン。ポットの使用状況(左)をPC(右)で表示し、遠隔地からでも確認できる。
FUJITSU Software LiveTalk
「FUJITSU Software LiveTalk」のデモ。話した言葉がそのまま文字になって表示される。
ICTを活用した新たなコミュニケーションツールです。複数人の発話を音声認識し、テキスト化したものを、聴覚障がい者のPCへリアルタイム転送することで、会議や授業への参加を可能にします。聴覚障がいのある人との容易なコミュニケーションが可能となるほか、健聴者の議事録作成なども簡単に行えます。
「ワークスタイル変革」コーナー
「現場業務を改革できるAR活用法」のデモ。
「現場業務を改革できるAR活用法」は、作業指示や現場データなどを重ね合わせて表示し、現場作業者の効率化や現場判断の迅速化を支援するものです。ARを活用することにより、実物そのものを現場で見ながら、ヒューマンエラーの防止、技術・ノウハウの伝承、リアルタイムな現場判断が可能になります。
その他、富士通フォーラム東京で人気を博した「農業クラウドAkisai」」「レーザアイウェア」「ワークスタイルの未来をつくる共創サービス」「FUJITSU Strage ETERNUS」などの展示のほか、「中堅ソリューション」「富士通ビジネスパートナー」の各コーナーがあり、全体的に大盛況でした。
最後に
「富士通フォーラム2015」を東京で開催してから日が浅いため、東京と同じ展示もありましたが、大阪独自の展示も多く、非常に楽しめる内容となっていました。会場の大きさも、広すぎず狭すぎず、富士通のソリューションや製品を効率的に見ることができる展示会でした。
富士通フォーラムは、引き続き名古屋でも開催します(8月19日~20日)。お近くにお寄りの際は、ぜひ数々の製品を体感してみてください。