人口増加、自然災害、エネルギー問題・・・中国の社会課題解決の鍵は"ICT"

[Fujitsu Asia Conference 2014 Shanghaiカンファレンスレポート]

2015年1月23日、中国のインターコンチネンタル上海浦西で「Fujitsu Asia Conference in 上海」を開催いたしました。
シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー、インドネシアに続き6か国目の開催となったFujitsu Asia Conference。
エネルギー問題や進む高齢化、自然災害、さらには公害を含む環境問題など・・・いま中国が直面しているこれらの社会課題の解決に、ICTがどのように貢献出来るかについて「Human Centric Innovation」をテーマに、多彩なゲストの皆さまとともに考えました。
当日は、約280名のお客様やパートナー様、メディアの皆さまにお集まりいただき、盛況のうちに終了したカンファレンスの様子をレポートします。

中国における富士通の取り組み

開会挨拶 「富士通が目指す未来」
富士通(中国)信息系統有限公司 CEO 梶山 正樹

富士通(中国)信息系統有限公司 CEO 梶山 正樹の挨拶で幕を開けた「Fujitsu Asia Conference in 上海」。カンファレンスの冒頭、梶山は「富士通の日本での経験と、中国市場に即した技術の研究開発力・ソリューションの提供力を活かし、中国が直面している社会課題の解決に貢献していきたい」と力強く語りました。

中国の社会課題解決にICTで挑む

続いて、当社の執行役員副社長の田中 達也が登壇し、アジアにおける富士通グループの活動についてご紹介しました。
中国において富士通は、1974年にビジネスをスタートさせて以来、現在ではグループ全体で46社、約2万人の体制まで拡大してきています。
田中は、「アジア、特に中国は経済発展や都市化に伴う、交通渋滞や、環境汚染、エネルギー不足等、様々な社会課題に直面し、これらの解決が喫緊の課題になっている」と強調。
ICTを活用したこれらの課題解決への取り組みとして、交通・物流を効率化するスマート交通ソリューションや、森林火災の発生を通知可能な映像監視ソリューション、人類共通の文化遺産である古文書のデジタル化など具体的な技術やソリューションをご紹介しました。

「アジアにおける富士通の取り組みご紹介
富士通 執行役員副社長 田中 達也

「未来をデザインする中国スマートシティプロジェクトの現状」

ゲストスピーチ 「未来をデザインする中国スマートシティプロジェクトの現状」
国家スマートシティ連合研究室 首席科学家、国際標準組織ISO TC268 SC1(スマートシティ基盤設計技術委員会) 副主席 万碧玉博士

今回、ゲストスピーチには国家スマートシティ連合研究室 首席科学家、国際標準組織ISO TC268 SC1(スマートシティ基盤設計技術委員会) 副主席の万碧玉博士がご登壇。「未来をデザインする中国スマートシティプロジェクトの現状」と題し、2012年末に中国で発表された「国家スマートシティプロジェクト」の現状と今後の展望についてご説明いただきました。

「ビジネス革新と豊かな社会の実現に向けた挑戦 ~Human Centric Innovation~」

続いて基調講演には当社執行役員副会長 肥塚 雅博が登壇し、「中国が抱える人口増加や高齢化、都市化、環境汚染などの課題解決の鍵となるのはICTの活用である」とご説明。本カンファレンスのテーマである「ヒューマンセントリック・イノベーション」の実現について、電子カルテをつなぐことで実現可能な医療データの共有や、スマートメータを活用したエネルギーの安定供給に向けたソリューションなど、アジアや世界各国のビジネス事例を交えながらご紹介しました。

基調講演「ビジネス革新と豊かな社会の実現に向けた挑戦 ~Human Centric Innovation~」
富士通株式会社 執行役員副会長 肥塚 雅博

新たな未来の到来

ビジネスセッションモデレータ CCID 総裁 李樹翀氏

カンファレンスの後半は、中国最大のコンサルティング会社であるCCID総裁 李樹翀氏をモデレータに迎え、「How will the future be different?—新たな世界の到来—"ハイパーコネクテッド・ワールド"」をテーマにしたビジネスセッションを実施いたしました。
前半は、長安汽車 IT首席顧問の馬軍氏、捷成世紀 智慧城市事業部総経理の顧則全 博士がご登壇。馬軍氏からは、自動車業界におけるビッグデータ活用の重要性と活用事例を、顧則全 博士からは、これからのスマート教育について「学ぶ人々を中心に考えた教育環境が重要である」とそれぞれご説明いただきました。

「情報からの新たな価値」
長安汽車 IT首席顧問 馬軍氏

「これからのスマート教育」
捷成世紀 智慧城市事業部 総経理 顧則全 博士

ビジネスセッションの後半は、当社CSR推進室長の濱田 真輔および富士通研究所 首席研究員 孫俊 博士が登壇。
濱田からは、東日本大震災での当社の経験を元に企業のあるべき事業継続対策についてご説明。福島県にある富士通アイソテック(FIT)のデスクトップPC生産工場の被災経験から、企業にとっての事業継続計画(BCP)の重要性を訴え、「富士通が得たこの知識や経験をアジアの国々にも共有していきたい」と強く述べました。

続いて、孫俊 博士からは様々な社会課題解決の為の当社の研究開発に対する取り組みと、先端ICTソリューションをご紹介。カンファレンスの冒頭で田中からご紹介した古文書のデジタル化や、映像監視ソリューションについて詳しく解説し、「ICTでビジネスの革新、豊かな社会を実現するために、富士通は人を支えるICTにこれからも注力していく」と力強く語りました。

「今、あるべき事業継続対策について ~東日本大震災の経験から学んだこと~」
富士通株式会社 CSR推進室長 濱田 真輔

「ヒューマンセントリック・ソーシャルイノベーション」
富士通研究所 首席研究員 孫俊 博士

そして最後に、カンファレンス全体のクロージングとして当社のグローバルマーケティング本部 プロモーション企画統括部長 狩野 泰博が登壇し、本カンファレンスのテーマでもある、富士通が考える「ヒューマンセントリック・イノベーション」についてお話しました。狩野は、イノベーションを生み出す為の要素として「人・情報・インフラ」の3つの経営資源の重要性を強調。「当社の重要な拠点である中国の皆様とともに、ICTを活用した共創を通し、豊かな社会を築いていきたい」と述べカンファレンスを締めくくりました。

クロージングスピーチ
富士通株式会社 グローバルマーケティング本部 プロモーション企画統括部長 狩野 泰博

講演者

富士通(中国)
信息系統有限公司 CEO
梶山 正樹

富士通株式会社
執行役員副社長
田中 達也

国家スマートシティ連合研究室
首席科学家、国際標準組織ISO TC268 SC1(スマートシティ基盤設計技術委員会) 副主席
万碧玉 博士

富士通株式会社
執行役員副会長
肥塚 雅博

CCID
総裁
李樹翀

長安汽車
IT首席顧問
馬軍

捷成世紀
智慧城市事業部 総経理
顧則全 博士

富士通株式会社
CSR推進室 室長
濱田 真輔

富士通中国研究所
首席研究者
孫俊 博士

富士通株式会社
グローバルマーケティング本部 プロモーション企画統括部長
狩野 泰博


ご来場者様の声

ワールドワイドに社会問題に対処する富士通の姿に感銘を受けた。

富士通のHuman Centricの考えは、日本だけではなく世界的な取組みだと理解できた。

富士通は様々な技術を持っていると改めて理解できた。