[シンガポール]Fujitsu Asia Conference イベントレポート

[Fujitsu Asia Conference 2014 Singaporeカンファレンスレポート]

2014年9月4日、Singapore Marriott Hotelにおいて、企業や政府などのトップ、リーダーの方々をお招きし、「Fujitsu Asia Conference in Singapore」を開催しました。
当日は予想を超える200名ものお客様にご来場いただき、アジアのビジネスハブとして重要な機能をもつシンガポールにおいて、より豊かな社会を実現するために、人々がICTの力をいかに活用し、ビジネス・社会のイノベーションを起こしていけるのか。政府、業界有識者のご意見もいただきながら、シンガポールの未来について考えました。

オープニングスピーチ

Fujitsu Asia Pte. Ltd.のCountry President、 Wong Heng Chewの挨拶で幕を開けた「Fujitsu Asia Conference in Singapore」。Wong Heng Chewは、ご来場いただいた皆様へ感謝の言葉を述べ、今後アジア地域8ケ国での開催を予定している「富士通アジアカンファレンス」が、シンガポールをスタートに開催できたことへの喜びと、富士通のアジアにおける新たな取り組みを是非知っていただきたいとご挨拶させていただきました。

アジアにおける富士通の取り組み

続いて、富士通の執行役員常務 アジアリージョン長の田中より、富士通の会社概況とアジアリージョンを含めたグローバル体制をご紹介。また、お客様の需要にお応えしシンガポールに3つ目となるデータセンターを準備中であることもお伝えし、「今後もシンガポールの皆様にとって、掛けがえのないパートナーとして貢献していきたい」と決意をお話させていただきました。

基調講演

Human Centric Innovation: 新たな未来の到来

基調講演には、富士通の執行役員副会長 肥塚が登壇。進化するICTや集約が進む大量の情報を背景に、人を支えるテクノロジーは、お客様のビジネスや社会にどのような変化をもたらすことができるのか。世界とアジアが抱える課題と、その解決にICTが深くかかわっていることを、製造・農業・医療など様々な分野での具体的な取り組みを交えながらご紹介。富士通の考える「Human Centric Innovation」についてお話させていただきました。

ゲストスピーチ

シンガポール経済開発庁(Economic Development Board、以下EDB)のSimon Phua氏からは、今後IoT、ビッグデータ、モバイルなど"デジタル化" が加速する上で、EDBは様々な企業とのパートナーシップ・投資を行い、新しい人材育成に努めていきたい。また、「シンガポールがアジアのデジタルイノベーションの中心になることを目指したい」と力強いお言葉をいただきました。

ビジネスセッション

「新たな未来の到来」

新たな未来を創造する上で、重要な役割を果たすICT。シンガポール政府は2014年6月に中長期のICT戦略のビジョンを示した"スマート・ネイション"を発表しました。"スマート・ネイション"実現への取り組みによって豊かな社会となるために、ビジネスセッションでは、人々がICTの力をいかに活用し、ビジネス・社会のイノベーションを起こしていけるのか。政府、業界有識者とともに、シンガポールの未来について語りました。

Smart Nation and Infocomm Media Masterplan

まず、シンガポール情報通信開発庁(Infocomm Development Authority of Singapore、以下IDA)のChee-Dai, Lau氏より、シンガポールが掲げる"スマート・ネイション"の実現には、様々な情報をより多く集めて活用し、新しいサービス創出に活かしていくことが必要であり、Internet of Things(IoT)やビッグデータなど、イノベーティブな技術の浸透が重要な意味を持つとご説明いただきました。現在、IDAでは"スマート・ネイション・プラットフォーム"の構築を進めており、既にWireless@SG*、AG-BOX*などを整備し情報収集を行っており、今後もシンガポールがひとつのスマート・ネーションを築けるよう、プラットフォーム構築を更に推進していくとお話いただきました。

*Wireless@SG: Wireless Broadband for Public Access
*AG-BOX: Extending connectivity to non-traditonal locations

Business Opportunities: IoT Projects in Singapore

シンガポール産業自動化協会(Singapore Industrial Automation Association、以下SIAA)のOliver Tian氏からは、今後は様々なテクノロジーをうまく活用できた企業がビジネスを優位に進められるとご説明いただきました。SIAAは、ロボット工学から始まり産業の自動化、M2Mサービスなどを推進。近年では更にIoTやサービスロボットの出現により、ビジネスの機会は更に大きく様々な分野に拡大しており、積極的に先読みしたアイデアが、ビジネスには必要であるとお話しいただきました。

Analytics for Business, Consumer & Social Insights: Examples and Implications

続いてシンガポールマネジメント大学(Singapore Management University、以下SMU)のSteven Miller教授からは、SMUが目指している"大規模ソーシャルメディア・マネジメント"構想に向け、進められている研究テーマをご説明いただきました。"スマート・ネイション"を切り拓くカギとなるのは、様々なデータを収集・分析することであり、その結果を基に安全性や利便性を高めたり、生活やビジネスの効率を高めることが出来るとお話いただきました。

具体的には、「都市」に絡む交通、レジャー、モビリティ、セキュリティ、ヘルスケアなどの様々な情報をソーシャルメディアを切り口に収集し、マネジメント分析されているという、新たな切り口の興味深い研究内容でした。

Co-creating innovation: Shaping digital ecosystems for a prosperous society

最後に、これまでのセッションの内容を受け、富士通のポートフォリオ戦略統括部長の高重より、イノベーションの実現に向けた富士通の新たな考えや取り組みをご紹介させていただきました。

あらゆるものがつながる「ハイパーコネクテッド・ワールド」が出現し、ビジネスのやりかたも今までの閉じたバリューチェーンから業種を横断した「デジタル・エコシステム」に変化すると説明。その具体的な事例と富士通の提供できる価値を紹介し、富士通はお客様のイノベーション・パートナーとして、新たな価値を共創していきたいとお話させていただきました。

講演者

Wong Heng Chew
Country President Fujitsu Asia Pte. Ltd.

富士通株式会社
執行役員常務
アジアリージョン長
田中 達也

富士通株式会社
執行役員副会長
肥塚 雅博

Simon Phua
Head, Infocomms & Media,Economic Development Board

Chee-Dai
Assistant Director for Next Generation Enabling Infrastructure at the IDA of Singapore

Oliver Tian
Chairman
Singapore Industrial Automation Association

Professor Steven Miller
Vice Provost (Research)
and Dean of SMU School
of Information Systems

富士通株式会社
グローバルマーケティング本部
ポートフォリオ戦略統括部
統括部長
高重 吉邦

日経BPクリーンテック研究所
上席研究員
河合 保博 氏


ご来場者様の声

新しい富士通について知ることが出来、参加した甲斐がありました。新しい富士通の取り組みに今後も期待します。

今まで富士通は、ハードウェアベンダーとしか思っていなかったが、いろいろなビジネスをしている事が分かり驚きました。今日のイベントに参加出来てよかったです。

今回のイベントは素晴らしいアジェンダで、富士通の様々な新しく、素晴らしい技術を多く聞くことができ、参加できたことを嬉しくに思います。(シンガポール政府関係者)

イベントに参加し、今までの富士通のイメージで全く違うと思いました。これからも様々な企業とパートナーシップを組んで頂き、アジアでイノベーションを起こしていただきたい。これからの富士通に期待しています。(日系企業)

富士通の新しい戦略が理解できて良かった。素晴らしいイベントでした。(日系企業)