
イノベーションを創出するエコシステムをお客様と共創していく
新たな時代におけるイノベーションへのアプローチは、人・情報・インフラの三つの資源を融合させるソリューションやサービスを通じてビジネス・社会の価値を実現していくことです。富士通は、こうして創出されるイノベーションを「ヒューマンセントリック・イノベーション」と呼んでいます。
ヒューマンセントリック・イノベーション
この新たなイノベーションの特徴は、分野や業種の壁を越えた大きなエコシステム(生態系)の中から生み出されることです。ハイパーコネクテッド・ワールドでは、複数の組織が新たな価値を共創することが容易になるためです。一つの閉じた組織が価値創造に取り組むよりも、多様な知識や知恵を持った人々が垣根を越えて協働することによって、革新性を持ったアイデアが短期間で創り出されることが期待できます。
富士通は、こうしたエコシステムの一翼を担いたいと考えています。お客様が持つビジネスに関するノウハウと富士通のICTのノウハウを組み合わせることを通じて、ヒューマンセントリック・イノベーションを共創していきたいと考えています。
「人・情報・インフラ」の潜在力を引き出すためのテクノロジー&サービスを提供し、お客様を支援
この共創のために、富士通は「人・情報・インフラ」の潜在力を引き出すテクノロジー&サービスを提供しています。具体的には、それぞれの領域において、次のようなコンセプトに基づいてテクノロジー&サービスを提供します。
人
ヒューマン・エンパワーメント
インテグレーションによる価値創造
お客様の商品価値の向上やビジネスモデルを変革していくために、既存のシステムとクラウド、モビリティやビッグデータなどの最新技術を組み合わせた情報システムを構築します。
モビリティとエンパワーメント
いつでも、どこでも人の判断や行動をエンパワーするために、ヒューマンセントリックなモバイル・デバイスを提供します。これによって、お客様のワークスタイルの変革を支援します。
情報
クリエイティブ・インテリジェンス
情報からの新たな価値
最先端テクノロジーと高度なデータ分析力によって、「ビッグデータ」と呼ばれる膨大な情報の中から新たな知識や知見を創造し、お客様と社会のイノベーションを支えていきます。
セキュリティと事業継続
認証基盤の充実、プライバシー保護、セキュリティ・インテリジェンスの三つの柱で、ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティの基礎となる情報の信頼性を確保し、お客様の安心安全なICT環境の運用を支援します。
インフラ
コネクテッド・インフラストラクチャー
オンデマンド・エブリシング
クラウドを、情報を互いに連携し合うためのプラットフォームとして位置づけ、この上であらゆる人・情報・モノをつなげていくことによって、お客様のイノベーション創出を支援します。
統合されたコンピューティング
サーバやストレージ、ネットワークなどの物理的ハードウェアを仮想化したデータセンターにおいてコンピューティング・システムを自律・自動化し、お客様が柔軟に利活用しやすいプラットフォームを提供します。
ネットワーク・ワイドな最適化
「Software-Defined Connected Infrastructure(SDCI)」というコンセプトに基づいて、データセンターや広域ネットワーク、デバイスなどネットワーク上のすべてのICTを制御し、お客様ごとに最適な分散コンピューティング環境を提供します。
- 第1章 新たな未来の到来
- 第2章 イノベーションへの新たなアプローチ
- 第3章 お客様のために富士通ができること